朝礼は労働時間か?
朝礼が労働時間か否かは、使用者の指揮命令下にあるかどうかで判断される。判断要素としては、下記のとおりだが具体的事案について、実質的に判断しなければならない問題である。
- 参加が強制されていないか
(参加が強制されていれば労働時間である) - 参加しないと不利益になる
(参加率等が評価の対象になっている場合) - 当番で朝礼の担当をする
(自主的な活動ではなく、使用者から、当番制を義務付られている) - 作業予定等を説明・確認する
(その日の予定を朝礼で説明し、参加しないと作業が円滑に遂行できない)
多くの会社の朝礼は、労働時間に該当するものと考えます。
ただ、朝礼時間が5分から10分と負担が小さい場合にはこの時間が労働時間だと主張することが本当に、労使とって良いことなのか考えどころです。